プロフィール

enna

Author:enna
2013年6月ソルボンヌ大学美術史学部を卒業、10月にはパリで男の子を出産予定。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ

スポンサーサイト

--.--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ギマールのアパルトマン見学

Sun.23.05.2010 0 comments
いま、引っ越し先を探しているのですが、
なんと、エクトル・ギマール設計のアパルトマンが貸しに出されていたので、
今日見学へ行ってきました!

ギマールは、私の大学の卒論でも登場させた思い入れのある、
19世紀末から20世紀初頭にかけてのアール・ヌーヴォーを代表する建築家。

パリ市内を中心にたくさんのアパルトマンや家を設計していますが、
その多くに今でも人が住んでいて、室内が公開させている建築はありません。
だから、見学できるだけでもとっても貴重なチャンスなのです!

私たちが引っ越す理由は家賃がもっと安い所へ行くためなのだけど、
このギマール物件は今借りてるアパルトマンと同じ値段で月々€1250。
だからここへ引っ越したら、本来の引っ越しの目的が変わっちゃいます。

けど、ギマール設計の家に住めるなんて、夢みたいな話だから、
もうこの際、そのな事は考えなくていいや!と張り切って行ってきました。

アパルトマンはImmeuble Trémoisと呼ばれている物件で、
場所は16区のグルネル橋の近くでした。
1909年に完成しているので、1898年のカステル・ベランジェよりは10年程後。

部屋を貸し出している大家さんはフランス人ですが、今日は代わりに日本人の方に案内して頂きました。
大家さんに失礼だと思ったので、写真は控えました。

アパルトマンのある通りに着くと、通りの名前が書いてある標識の字体が既に
ギマールらしきデザインになっていて、その一角がアール・ヌーヴォーの雰囲気になっていました。
建物の外観では、ベージュの石の壁も所々が曲線になっていて、黒い鉄の金具も曲がりくねった曲線。
少し離れた所からアパルトマンが目につくと、少し見ただけで「絶対あれがギマールだ!」
と分かるような外観でした。

お部屋は6階にありましたが、エレベーターはなし。

全ての階のドアはギマールがデザインした当時のままで、
ドアの横には、これもまたギマール・デザインのドアベルが付けられていました。
このドアベルは以前働いていたオークション会社でも扱ったことがあって、
その時はどんな家に付けられていたのかな、と色々想像していたので、
実際にギマール設計の家で使われているところが見れて面白かった!

室内に入って、まず左手に居間がありました。
そこにはギマールがデザイン当時のままの状態で暖炉が残っていて、
天井の白いモールドもそのまま綺麗に残っていました。

モールドは元々薄めの緑や赤で彩色されていたそうですが、
現在では白くなってしまったそう。

大家さんがインテリアにもこだわっている方のようで、
カーテンやソファのカヴァーもアール・ヌーヴォーの文様の特注で作ったものが使われていました。

寝室にも暖炉がありましたが、こちらは陶器の後付けでした。

バスルームはとてもステキだった!
こちらも大家さんのご趣味でウィーンの工房に特注で作ってもらったという、
緑と青、それに指し色で金を少し使ったガラス・タイルが壁一面に貼られていました。
もう10年も前に作業したにも拘らず、状態はすごく良かったです。

キッチンも食洗機や大きな冷蔵庫があったりして充実していました。

これまで、アパルトマン探しで数件を訪れたけど、
大家さんの思い入れのある部屋とこだわりのない部屋と、色々ありますね。

やっぱり大切にお手入れされているお部屋は、
住んでいた人の気持ちが伝わってきていいですね!

ほんと、このギマールに住みたい!!

と思うものの・・・予算がなぁ・・。

今回は諦めるとしても、
ちょっとお金を出せば、ギマール設計の物件とか歴史のあるアパルトマンに住めない事もない、
ということがこの訪問で分かりました。

パリにいる間にいつかは、こういう場所に住みたいです!
スポンサーサイト

« イスラエルの兵役 - Home - élémentaire卒業! »

- comments
0 comments
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

- trackbacks
0 trackbacks


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

topTop

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。