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Author:enna
2013年6月ソルボンヌ大学美術史学部を卒業、10月にはパリで男の子を出産予定。

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Le Corbusier: Immeuble Molitor, Nungesser et Coli

Wed.28.04.2010 2 comments
c1.jpg


パリに来てから、前よりコルビジェが好きになってきました。

大学時代に旅行でフランスへ来た時、ロンシャン教会とラ・ロシュ・ジャンヌレ邸は見に行ってすごく良かったのだけど、パリに来てからの半年間にサヴォア邸やアトリエ・オザンファン、Cite Univerciteのスイス館とブラジル館などを見る機会があり、ますます興味を持つようになりました。
特に先月に行ったサヴォア邸が想像以上に良かったことがきっかけになり、今回のヴィジットに繋がりました。
サヴォア邸は写真を見ていた時と実際に建物へ入った感じが(私の印象では)かなり異なり「建築は行かないと分からないから、なるべくたくさん見に行きなさい。」と言っていたゼミの前田先生の言葉を思い出し、改めてその通りだな、と実感。
このナンジュセール・エ・コリのアパルトマンも写真では見た事があったけど、やっぱりかなり印象が違いました。
行って良かった。

ここはコルビジェとピエール・ジャンヌレによって1931年から34年にかけて建てられた、コルビジェ生涯で中期の作品。
因にサヴォア邸が建てられたのは1928年から31年。
長年コルビジェが住んだアパルトマンであり、生涯絵を描き続けた彼の画家としてのアトリエとしても使われた場所だそうです。

アパルトマンの中へ入るには予約が必要です。
手続きが少し面倒な為か、私たちが行った土曜日の午前中には、他のヴィジターはアメリカ人老夫婦だけでした。
ゆっくりと見て回る事ができて良かったです。

建築家である旦那さんも初めての訪問でした。


c2_20100427181130.jpg


コルビジェが住んでいた部屋はアパルトマンの最上階の7、8階です。
まずは7階の写真から。

ここは、2007年に森美術館で開催された「コルビジェ展」で再現されていたアトリエ!
初めて来た場所なのに、前にも来た事あるような、ちょっと不思議な気持ちになりました。
森美術館では天井と両面の壁が閉ざされていて、洞窟にいるような少し暗い印象を受けたけど、実際のアトリエは左右の窓から光がたくさん差し込み、明るくて気持ちが良い空間です。

コルビジェは毎朝この場所で絵を描いていたそうです。


c3_20100427181129.jpg


このアパルトマンは16区の西端の端にあり、アトリエの反対側にある上の写真のリビングからはブーローニュの森がよく見えました。
ベランダに出て右手を見ると、もっとたくさんの緑が見えて、気持ち良い!

窓に付けられた四色のステンドグラスは、透明なガラス戸のポイントになっています。


c4_20100427181129.jpg





c7.jpg


階段を上ると8Fには客間が。


コルビジェ財団のHP。
ナンジュセール・エ・コリのアパルトマンの写真が数枚載っています。
こちらの方が写真がずっとキレイです。笑
http://www.fondationlecorbusier.fr/corbuweb/morpheus.aspx?sysId=13&IrisObjectId=4450&sysLanguage=fr-fr&itemPos=22&itemSort=fr-fr_sort_string1%20&itemCount=78&sysParentName=&sysParentId=64



さて、ナンジュセール・エ・コリを見終えた後は、アパルトマンがある16区の端から一歩パリ郊外に出たところにある「ブーローニュ・ビアンクール」を散策しました。

ここは1920から30年代にかけてパリ市内の人口増加に伴い開発されたエリアで、その頃建てられた近代建築がたくさん残っています。パリ市内は8階建てくらいの高いアパルトマンが所狭しと立ち並んでいるけれど、ここでは2、3階建ての一軒家やパリ市内よりは低いアパルトマンがゆったりした並んでいて、景色がずいぶん違いました。

旦那さんは日本の建築雑誌の企画でこの周辺の建築マップを作ったことがあり、色々案内してくれたり説明してくれたので面白かったです。


DSC_0305_convert_20100427193148.jpg


街を歩いていると至る所に上の写真のような地図の付いた案内看板が立っていて、これに沿って歩けば近代建築巡りが出来るようになっていました。




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上の写真はブーローニュ・ビアンクールにある近代建築の一例で、分かりづらいけど三つの建物が並んでる。
右から建築家はMallet Srevens、Le Corbusier、Raymond Fischer。

この雰囲気、パリ市内とはずいぶんと違いますよね。
郊外といっても昔からお金持ちが住んでいるエリアだから、落ち着いていてます。
良いです。

この日は天気も良く、ステキな建築がたくさん見れてとっても充実な日でした。


余談ですけど、日本人にはコルビジェ好きな人が多いかもしれないです。
フランス人の友だち二人とコルビジェの話をしていたら、その人たちは二人ともサヴァオ邸すら知らなかった。
傍にいた日本人の友だちと私は両人ともサヴォア邸へ行った事があると言ったら、そのフランス人に「Les japonais sont foux de Corbusier!(日本人はコルビジェ狂いだ!)」と言われました。笑
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2 comments
→マミンカさん
コメントありがとうございます!この記事にリンクが貼られている事を知らなかったので、驚きました。
私も建築が専門と言う訳でなく、マニアと言える程も詳しくはありませんが、またパリの建築について書く事もあるかと思いますので、よかったらまた覗いてみて下さいね。
マミンカさんのプラハ案内もすごく面白かったです!旅行で行った事のあるプラハは、私にとっても大好きなヨーロッパの街の一つです。Karel Zemanも好きなので、早速リンクが貼られていたの画像を見ちゃいました。
建築めぐり三昧でうらやましい限りです。
はじめまして。乙女チップスで紹介されていたパリのアールヌーボー建築めぐりの特集でこのブログを知りお邪魔しました。
私はかつて、建築博物館都市と言われるプラハに住んでいて、毎日のように建築めぐりをしていました。
私は、ただのマニアなので、建築本やガイドブックを頼りに観て歩いていただけですが、旦那様がガイドになってくださるなんてうらやましいです。
よかったら、チェコのキュビズム建築についても紹介していますので、私の「マミンカのプラハ案内」にも遊びにきてくださいね。
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