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Author:enna
2013年6月ソルボンヌ大学美術史学部を卒業、10月にはパリで男の子を出産予定。

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哀しみのトリスターナ / Tristana

Wed.07.08.2013 0 comments
tristana.jpg


1970年、ルイス・ブニュエル監督のフランス映画。「昼顔」と同じく、カトリーヌ・ドヌーヴ主演。スペイン、トリエステが舞台。

あらすじ(結末まで書いてあります。):
若い純粋なトリスターナ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、両親の死と共にブルジョワのおじさんドン・ロペ(フェルナンド・レイ)の養女になる。ドン・ロペは美しくてまだ世間を知らないトリスターナを女として見るようになり良いようにしてしまう。初めはドン・ロペの言いなりだったトリスターナだったけど、次第に自我が目覚めてきて、近所に住む若い画家の青年と恋に落ちる。露骨にドン・ロペに反抗するようになったトリスターナは、ある日画家と駆け落ちする。しかし、その二年後に病を患って渋々ドン・ロペの元へ帰ってくる。病の末に片足を切断したトリスターナは自分の人生を諦め、ドン・ロペと結婚。度重なる不幸の末に根性がひん曲がってしまったトリスターナは、映画の最後で劇的に性格が悪くなってしまい、吹雪の中、病気で苦しむドン・ロペが寝ている部屋の窓を故意に開けて見殺しにする。


トリスターナの性格の変化が見ものでした。特に辛酸を舐めた後のラストの豹変っぷりはパンチがありました。

ブニュエル映画に欠かせない、変態オヤジ役としてよく出演しているフェルナンド・レイがこの映画でも際立っていました。しかし、この作品といい、他のフェルナンド・レイものの「ビリディアーナ」や「欲望のあいまいな対象」といい、谷崎純一郎の「瘋癲老人日記」や「痴人の愛」に共通するところが多くて面白いです。

谷崎純一郎が好きな人にオススメです。
★★★★☆

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