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Author:enna
2013年6月ソルボンヌ大学美術史学部を卒業、10月にはパリで男の子を出産予定。

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両親学級4回目 4e preparation a la naissance et a la parentalite

Mon.22.07.2013 0 comments

フランスの数え方で29週7ヶ月目、日本の数え方で30週8ヶ月目に入りました。


パリの夏

今月に入ってからパリは急に暑くなりましたが、ここ二週間程はほとんど雨も降らずに三十度前後の夏日が続いています。三十五度を越す日はそんなに多くありませんが、今日はそれを越してむっとする気候でした。パリのアパルトマンには冷房がないのが普通で我が家にもありませんが、三十度を超えると家の中まで暑くて、家の中にいても夏バテしそうです。妊婦は元々体温が高いので更にキツいです。うちの猫も全然動かないで一日中伸びてます。

パリでは、日本みたいにそこら中のお店や公共施設で冷房がガンガンかかっていなくて、冷房がかかっていたとしても建物の中に入った瞬間にひんやりする、なんてことはまずなく、設定温度はたぶん27度前後になっていて外よりは過ごし易いくらいの温度です。涼しいと思えるのはスーパーの生もの売り場くらいです。日本みたいに、夏の室内では冷房がかかり過ぎているのでカーディガンが欠かせない、なんて状況になるのは非常に珍しいです。とにかく暑くても逃げ場がないのがパリの夏ですが、冷房で身体を壊したり風邪をひく事がないのと、無駄な電力を使っていないのは良い点だと思います。

暑い日に特に辛いのはメトロやバスで、冷房が効いていない事に加えて、体臭のキツい人たちに囲まれたらもう地獄です。妊娠期間中は特に匂いに敏感になっているので、なるべくこういう状況にならないように気を付けています。そして、正直なパリジャン、パリジェンヌたちはすぐに気分を態度に出すので、三十度を超えると一気にご機嫌斜めになって、店員や街行く人みんな態度が悪くなります。これもまたパリの夏の特徴です。


両親学級4回目

さてさて、ガルサン先生の両親学級も今回で四回目となりました。今回も旦那さんと一緒で三人の個人コースです。診察室には冷房がかかっていましたが、やはり効き具合は緩やかで、息苦しくはない程度の気温でした。温度設定はたぶん28度くらいです。

今日のコース内容は陣痛が来てから出産までの流れの説明でした。全て講義で、実技はありませんでした。私たちは日本人同士のカップルで海外での初産で分からない事だらけなので、陣痛がきてからも落ち着いて出産に臨めるように、今日は更に熱心に先生のお話を聞きました。確認のためにも、以下陣痛から出産までの流れをまとめます。


陣痛がきてから出産までの流れ

陣痛が始まってから出産まで、初産婦だと十二時間前後かかるそう。フランスでは日本よりも陣痛がきてから病院へ向かうのがずっと後で、陣痛がきてからはじめの六時間は自宅、後半の六時間は病院で過ごす事になります。


陣痛(contraction)

・時期
以下、月齢はフランスの数え方を参考にしています。妊娠九ヶ月目以降の出産は正期産で、その前だと早産と言います。胎児の成長具合から(フランスの)出産予定日の十五日前を過ぎてから出産予定日までに産むのが理想的で、陣痛は妊娠40週目にくる事が多いそう。私の場合だと予定日が10月4日なので、9月4日以降は正期産で、9月20日から10月4日の間が理想の出産時期になります。

・陣痛がきてから病院へ行くまで
陣痛がきてから必ずしなければならないのは陣痛と陣痛の間隔を計る事。陣痛が五分間隔でくるようになり、それが二時間続いたら病院へ向かいます。初産の場合、陣痛が始まってから病院に行くまでは大体六時間前後はかかるそう。病院へ行く前は、マッサージやエクササイズをしたり、本を読んだり、歩いたり、思いのまま自分の好きなようにします。シャワーとお風呂はリラックス効果があって陣痛の痛みを和らげることに加え、出産後はなかなか浴びれないので、病院へ行く前に浴びておくと良いとのことでした。破水してしまった場合にはお風呂につかるのはNGだそうです。

・ 陣痛中の飲食
水分は水やお茶など軽いものを中心に摂ります。ガス入りやフルーツジュースは飲んではだめ。食事はヨーグルトなどの軽いもののみ。陣痛によって消化器が不安定になり、吐き気を催すことが多いので、お腹が空いても食べれなくなってしまうことも多いそうです。

・ すぐに病院へ行かなければならないケース
破水又は大量の出血があった場合には陣痛の間隔は関係なしに、すぐに病院へ向かう事。少しの出血の場合は様子をみる。破水や出血の場合は早く出産が進んでしまうので、注意が必要だそう。


病院へ

陣痛の間隔が五分毎になり、それが二時間続くようになったら、又は破水や大量出血の場合は病院へ向かいます。私の家から産院までは徒歩十五分の距離だけど、陣痛が五分間隔になっているとその位の距離も歩けないので、タクシーか救急車で行くのが良いそう。タクシーと救急車の料金は健康保険(Assurance maladie)から全額払い戻しされるので、利用した際は領収書を必ずもらうこと。


産院への持ち物

持ち物については後に産院から詳細のリストを渡されるらしいです。今回は持って行くと便利なものなど、持ち物の一部について簡単に説明してもらいました。

・ 赤ちゃんの洋服一式(pyjama, bonnet, body avec manche longue, chausette, brassière)
・ 大きめのTシャツ(tee-shirt ample):麻酔をする時に切られる事もあるので、捨てて良いものを選ぶ。
・ お水のスプレー(brumisateur d’eau):顔の乾燥防止の為と、喉が乾いた時に喉を潤す為に。Evianなどが出しているそう。
・食べるもの:産院の食事が口に合わなかった時のために、自分が好きなものを持って行く。
・ カメラ
・ 音楽や本:病院では待ち時間が長いから、暇つぶしになったりリラックスできるグッツがあるとよい。


産院での検査(examination)

産院の急患(urgence)に着いたら、まず45分から一時間前後は検査を受けます。子宮口の開き具合を見たり、モニタリング(monitoring)で胎児の様子を検査してもらいます。まだ十分に子宮口が開いていない場合など、検査結果によっては一旦自宅へ帰されることもあります。病院へ着いた後は絶飲食なので、栄養と水分補給の為に点滴(perfusion)を打ち始めます。


硬膜外麻酔(peridurale)

検査が一通り終了すると、麻酔を希望している人は麻酔を打ってもらいます。フランスでは自然分娩よりも無痛分娩が一般的で、私も無痛を希望しています。麻酔を打つタイミングは妊婦自身が決められるそうです。出産の直前まで胎動を感じていたいという人や限界まで自然分娩でやってみて痛みに耐えられなかったら無痛に切り替えるという人は、自分の希望するタイミングで打ってもらえます。ただし、麻酔科の先生が他の患者に付いていてなかなか来てくれないなど、今すぐ打って欲しいと頼んでも待つ事もあるそう。

麻酔の目的は痛みを和らげるためであり、感度をなくすためのものではないので、麻酔をしていても赤ちゃんが下がってくるのは分かるそうです。

この話は驚いたのですが、麻酔を打った後にはボタンが渡されて、そのボタンを押しながら麻酔の強弱の調整を妊婦自身が行うそうです!ボタンを押してから効き目が現れるまでには十分程かかります。出産が近づくにつれて痛みは強くなるので、痛いと思ったら早めに押しておいた方が良いそうです。

麻酔については妊娠一ヶ月前に産科の麻酔科の専門医との打ち合わせがあるので、その時に更に詳しいが聞けるそうです。


出産

子宮口が最大の10cmに開いたら分娩室へ移り、いよいよ出産です。基本的には子宮口が最大限に開いたら破水が起こります。子宮口が開いてから胎児が降りてくるまで、大体15分から45分かかります。産道の半分のところまでは、いきまなくても自然に自分で赤ちゃんが降りてくるのでそれを待ちます。産道の半分まで赤ちゃんが来た時点でいきみ始めます。いきみ方は次回の両親学級で習うそうです。


帝王切開(cesarienne)と鉗子(forceps)

もともと帝王切開の予定をしていなくても、陣痛が弱かったり赤ちゃんが自分で降りて来れない場合は帝王切開になることもあります。赤ちゃんが産道を降り始めたら帝王切開の可能性はなくなり、その後に介入が必要な場合は鉗子(forceps)を使うそうです。


出産後

出産後は赤ちゃんは母親の胸の上に置いてくれます。いわゆるカンガルーケアです。その後も赤ちゃんは他の部屋には連れて行かれずに母体の横に置いてくれて、同じ部屋で二時間程母体と赤ちゃんの検査が続きます。産後20分程で胎盤(placenta)が自然に出てきますが、無痛分娩の場合には痛みはほとんど感じないそうです。


母乳(lait maternel)

出産後二、三日は母乳は出なく、初乳(colostrom)だけが出ます。初乳は母乳よりも黄色く量が少ないけれど、新生児に免疫力や殺菌力を与える物質が多く含まれているので、生後二、三日は初乳だけで十分に栄養が足りるそうです。母乳のあげ方は後の両親学級で習うそうです。


入院室(chambre)へ

出産後約二時間の検査が終わったら、赤ちゃんと一緒に入院室へ移動します。私の産科は全室個室で、二十四時間面会可能です。赤ちゃんも同室で寝ます。正常な出産の場合、入院期間は三泊、出産日をゼロ日目と数えて三日目に退院します。帝王切開の場合は四、五日に延泊できます。


今回の両親学級の内容は以上です。

出産当日の流れを詳しく聞いて色々質問をして疑問を解消できたので、とっても安心しました。出産まであと約二ヶ月。今からドキドキしています。
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