母校、立教女学院の英語教育は、小学校四年生の時から始まった。
あれから17年。
ついに、私も通訳としてお金を貰えるようになりました!
今回のお仕事の話は、知人経由で来たもの。
日本の某お洒落雑誌がデザイナーへインタビューする際の通訳でした。
(詳細は伏せます。)
すっごい緊張したけど、無事に問題なく終了しました。
このお仕事を経験し、日本語と英語のトランスレイション・ギャップについてすごく考えさせられました。
特に日本語のニュアンスを英語で表現するのに苦戦しました。
なんて言えば良いのかな。
日本語って主語を省略したり、色んな意味で取れるような曖昧な表現をするけど、
英語はもっとクリアな言語だから、曖昧な日本語を明瞭な英語にすると、日本語が持ってた雲がかったような部分が全部晴れ渡ってしまうような感じ。
それに、単語の間での意味のズレも大きいと思う。
今回の仕事では、編集長と一緒に「器」という単語の訳で悩んだ。
家に帰ってからジーニアス和英辞典を引くと、
container
receptacle
vessel
と出ているが、どれも日本語の「器」が意味する一部分でしかなかったり、それ以上だったり。
翻訳の限界、というものを強く感じました。
ところで、この通訳という仕事は、自分の専門以外は勤まらない仕事だと言う事も痛感。
今回、私はデザインの分野だから出来たのであって、
自分の専門外の分野だったら、背景知識も単語力もないし、絶対に勤まらないから絶対にやらない、と誓いました。
と、いきなり通訳の難しさを色々と知ったものの、普通では話せない人と話して異文化に触れる事の出来る、楽しい仕事だとも思いました。
パリで日本語と英語の通訳。
あまり仕事はないかもしれないけど、また機会があれば是非やりたいです。
そしてそして、それ以外にもパリでのお仕事が決まりました。
パリの日本人学校へ通う小学校3年生の賢いお姉ちゃんと幼稚園年長さんのわんぱくな弟ちゃんの家庭教師です。
小学生の家庭教師は初めてです。
久しぶりに算数をしたり、なんだか新鮮。
弟ちゃんは四月から小学生になるのだけど、ちゃんと椅子に座っていられないくらいやんちゃな感じ。
お母さんから、まずは挨拶を出来るようになることから教えて欲しいと頼まれました。
身体を張って頑張りたいと思います!
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